医療観察法.NET

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9月25〜26日 第46回日本臨床心理学会大会(東京)へのご案内


日時:2010年9月25日(土)〜26日(日)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3番1号)


ラウンドテーブル・ディスカッションI  【センター棟109室】
9月25日(土)1:30p.m.〜4:30p.m.
医療観察法での治療を問う ― 強制構造の中での治療の意味 ―

企 画 者:藤本 豊(東京都立中部総合精神保健福祉センター)
「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(以下医療観察法)が施行されて5年を経た現在、様々な課題が浮かび上がっている。 医療観察法の指定入院医療機関では、「社会復帰」に向けての各種の心理教育プログラムが実施されている。プログラムは処遇計画で本人合意のもとで作成しており、参加の強制はないとしている。しかし、参加を拒否することは治療を拒否することであり、病状が良くないと考えられ退院できない構造にある。こうした強制治療構造での「治療プログラム」について議論をしたいと考えている。
当日は、実際の治療を受けた対象者の家族の方の参加も予定している。皆様の参加をお待ちします。


<大会参加費>
【郵便振込】会員:4,500円 非会員:5,000円 学生、ユーザー・家族:2,000円
【当日払い】会員:5,000円 非会員:5,500円 学生、ユーザー・家族:2,500円
<全体会パネルディスカッションのみの参加>
【郵便振込】1,000円 【当日払い】1,500円
<情報交換会>
【郵便振込】4,000円 【当日払い】4,000円

【日本臨床心理学会事務局】〒110-0003 台東区根岸1−1−24 鶯谷日伸ハイツ201
TEL&FAX 03-3847-9164 (電話は木曜日10:00〜16:00のみ。他、留守電対応)
学会HP:http://www.geocities.jp/nichirinshin/  e-mail:nichirinshin@yahoo.co.jp

 

7月25日「ともに地域で暮らしたい」 心神喪失者等医観察法に反対する全国の集い in 京都

 


■ 主催
心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク / 心神喪失者等医療観察法をなくす会 / 国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問 題を考える会 / NPO法人大阪精神医療人権センター
■日時
2010年7月25日 午後1時〜4時
■場所:
京都府部落解放センター
京都市北区小山下総町5-2
電話 075-415-1032

京都市営地下鉄烏丸線鞍馬口駅下車2分
※JR京都駅から地下鉄京都駅で烏丸線へ
※阪急烏丸駅から地下鉄四条駅で烏丸線へ
ホーム中央エレベーター⇒改札口 ⇒1番出口エレベーター⇒右手方向


■連絡先:とうがらしハウス:電話・Fax 0774-23-3615
     大精連(ぼちぼちクラブ):電話 06-6973-1287・Fax 06-6973-1289
■素人が可能な範囲でノートテイクして、プロジェクターで表示する準備をします。
■資料代:500円

私たちは、心神喪失者等医療観察法は精神障害者への偏見と差別に基づくとして強く反対しています。今年は医療観察法見直しの年とされています。私たちは法廃絶の機会にするべく「心神喪失者等医療観察法に反対する全国集会in京都」を7月25日に開催します。

医療観察法は2001年の大阪池田小学校事件を契機に、小泉内閣の下、2003年、野党及び多くの市民の反対の中強行採決されました。政府は、当初の法案では「再犯のおそれ」を要件としましたが、国会審議で、再犯予測は不可能と厳しく批判されたため、法の文言を変え、当時の数の力で強行採決で法を通しました。しかし、「再犯の予測」が法の根底にある事に変わりはありません。

  1. 医療観察法は、精神障害者への偏見や差別に基づいて制定されたものであり、その存続は偏見や差別をさらに助長しています。
  2. 医療観察法は、医療と社会復帰の名の下で、実際には、誰にも予測できない「再犯のおそれ」を理由に対象者を収容し、管理し続けています。
  3. 法制定時には対象者に対して手厚い医療を提供するとされていましたが、実際には貧しい水準の既存の精神科病院に対象者が収容される事態となっています。ここに至って医療観察法は実質的に破綻していると言わざるを得ません。
  4. 保健医療福祉サービスを「鑑定入院」「入院処遇」「通院処遇」と時間的、空間的にぶつ切りにしても対象者を保安的管理の下に留め置こうとする医療観察法は、医療の継続性を破壊し、患者と医療福祉スタッフとの信頼関係の成立を妨げています。
  5. 医療観察法制定後、「車の両輪」とされた精神保健医療福祉改革はおざなりにされ、医療観察法は、「閉じ込め」中心の貧しい精神医療を改革するどころか、金食い虫として精神医療・地域福祉を破壊しています。
  6. 医療観察法は、日本国憲法、近代刑法の原則、障害者権利条約などに抵触しています。法の解釈・運用や条文修正によってこれを解消することは不可能です。

私たちが望むのは、強制された特殊な精神医療ではなく、身近で誰もが安心して当たり前に利用できる精神医療です。 閉じこめの政策ではなく、夢をもってすべての障害者がいかなる状況にあっても地域で暮らせる福祉です。 医療観察法の持つ問題点を表現した精神障害当事者による寸劇。当事者フォークグループ「ハルシオン」のライブ。 障がい者制度改革推進会議の委員、関口さんからの報告、 各地からの声など当事者中心に盛り込み、充実したイベントを企画しています。参加をお待ちしています。

 

5月16日 2009年度 NPO大阪精神医療人権センター総会・記念講演


障害者権利条約をうけて
〜今どうなっていて
 私たちに何ができるか〜

(障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議長)
*講師/ 楠 敏雄さん

 2006年12月に国連障害者権利条約が採択されました。障害者の権利に関する大切な条約ですが、この条約で私たちの暮らしがどう変わるのか、実感が沸きにくい方も少なくないのではないでしょうか。そこで、2009年度の記念講演会では、権利条約をテーマにお話を伺いたいと思います。
 講師の楠さんは日本を代表する障害者運動のリーダーのお一人として、この条約についての大阪でのフォーラムやタウンミーティングのコーディネーターも等、取り組んでおられます。今、どのようなことが議論され、今後どのような動きが展開されるのか、お話しいただき、私たちにできることを一緒に考えましょう。

*日時/2009年5月16日(土)
 午後1:45〜5:00
*会場/エルおおさか 南館734号室
 <大阪市中央区北浜東3-14 TEL.06-6942-0001>
 ・地下鉄谷町線・京阪「天満橋」2番出口より西へ300m 徒歩約5分
*参加費/500円(資料代)
 (参加申込み:不要)
内容 1:45〜2:15 NPO法人総会
   2:30〜5:00 記念講演
   (※5:30〜 交流会)
【主催・お問い合わせ】 NPO大阪精神医療人権センター
 〒530-0047 大阪市北区西天満5-9-5 谷山ビル9階
 TEL. 06-6313-0056 FAX. 06-6313-0058
E-mail:advocacy@pearl.ocn.ne.jp URL:http://www.psy-jinken-osaka.org/

 

4月26日 国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会
連続学習会 第7回


人権を侵す医療観察法
――なぜ人権救済を申し立てたのか
国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会
連続学習会第7回へのご参加を
 国は今、国立精神・神経センター病院(国立武蔵病院)内に合併症対応の病棟として第二の医療観察法病棟を建設しようとしています。
 医療観察法は、「精神障害者」を「危険」視し、拘束して強制医療を強いる予防拘禁と「精神障害者」差別のほうです。私たちはこの法に基づく病棟建設に反対してきました。
 医療観察法施行からまもなく4年になろうとしていますが、法は「すでに破綻している」(日本精神神経学会法・倫理関連問題委員会)現状にあります。この法の下で、8名が自ら命を絶ちました。昨年7月、この法で人権を侵害されたとして3名が日本弁護士会連合会に人権救済申し立てを行いました。この法が「精神障害者」差別をあおり、人権を侵害するものであることがますます明らかになっています。
 私たちは障害をこえてすべての人々が地域でともに生きて生きたいと考えてきました。今回、人権救済申し立てを行った仲間を迎え、お話を聴きながら、改めて医療観察法の問題点について、また地域で共に生きていくために今何が求められているのか、などなどを考えていきたいと思います。
 多くの皆さんのご参加を要請いたします。
○いつ:09年4月26日(日)
    13時開場 13時半開始
○どこで:本多公民館
    国分寺市本多1−7−1 電話042-321-0085
    JR国分寺駅南口徒歩8分
○お話 池原毅和さん(弁護士)
    人権救済を申し立てた仲間
○資料代 500円
国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会
連絡先 小平市学園西町1−22−15−1F
    市民自治小平内精神障害者の自立を考える会
    電話/ファックス042-348-1127

 

11月24日 なくそう!差別と拘禁の医療観察法
11/24全国集会

05年7月施行から3年有余、医療観察法は至るところで矛盾を引き起こし、既に破綻しているといって過言でない状況を迎えています。施設建設は反対運動によって政府が想定したようには進まず、同法にすら違反する応急処置が繰り返されています。微罪での適用、遠方施設入院などの人権侵害が強行され、指定入院施設の医者は“4人に1人は入院不相当”と言っています。入院施設の退院請求に対して裁判所が不許可決定を出し徒に拘禁しています。入院患者の自殺が起きるなど“医療法”が建前に過ぎないことも露になっています。政府がいかに“医療法”と言いくるめようとも、3年間の適用・運用実態は、裁判所主導で医療が保安処分体制の従属物にされていることを示しているのです。医療観察法は、憲法違反の悪法です。また政府が医療観察法と“車の両輪”として充実させると言っていた精神科医療全体は劣悪なままです。入院医療費は、一般の精神科病院の年365万円に対し医療観察法では年2200万円。精神障害者の差別と拘禁のために巨額の税金が投入されているのです。こんな不条理なことはありません。
医療観察法の“見直し”は2010年。医療観察法で突破口を切り開いた政府は“再犯防止”を錦の御旗に更に保安処分体制の強化を狙っています。小手先での“修正”など翼賛の動きもあります。しかし実態が露になるにつれ当事者・精神医療関係者・弁護士・学者などの反対・廃止の声が急速に強まっています。「医療観察法をなくす会」も7月27日に旗揚げをしました。また政府は障害者権利条約に署名せざるをえませんでした。私たちは“見直し”作業が始まる来年に向けて、悪法の廃止をどのように勝ちとるのか? 共同集会を世界の精神障害者差別に反対する仲間、全国の仲間と共に力を合わせる場として勝ち取りたいと思います。多くの皆さんのご参加を訴えます。

●日時    2008年11月24日(月・休)13時〜17時
●場所    南部労政会館 
●交通    JR 山手線 大崎駅 南改札口下車 徒歩3分
●資料代  500円
●集会内容 
・連帯挨拶  
ティナ・ミンコウィッツ 
(アメリカ 世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク共同議長 障害者権利条約草案作成委員)
人権救済を申し立てた仲間の発言
・リレートーク
当事者・議員・精神科医・弁護士・学者・労働者・市民の発言など

共催
■心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
E-mail:kyodou-owner@egroups.co.jp FAX 03−3961−0212
■国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会
TEL.FAX 042−348−1127
■医療観察法をなくす会 E-mail: reboot2010-owner@yahoogroups.jp

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10月24〜25日 第51回日本病院・地域精神医学会総会


第51回日本病院・地域精神医学会総会
基本テーマ「新たなる序章ー病地学会の立脚点を求めてー」
期日:2008年10月24日(金)~25日(土)
会場:岡山衛生会館(岡山県岡山市古京町1-1-10)
   三光荘(岡山県岡山市古京町1-7-36)
アクセス:JR岡山駅より
・市電/東山行 内山下(中国銀行前)下車 徒歩15分
・市内バス/岡電 高屋行 県庁前下車 徒歩5分
・タクシー/15分

■25日9時〜12時 会場D シンポジウム4 「心神喪失者等医療観察法の施行後3年を迎えて」

 

前夜祭

10月23日18時、岡山国際交流センターに集まろう!
僕らの街=岡山に日本病院・地域精神医学会がやってくる。
仲間達よ、僕らは精神障害者として前夜祭をやる。テーマは医療観察法だ。
学会に集う医者達は、病院で、地域で、僕らにどんな医療をする気だろう。医療観察法の実態である強制と管理の「医療」に反対しよう。そして僕らの求める、僕らの自由な生活を保障する医療・福祉について考え、みんなで要求していこう。
病地学会に参加する医師、そのほかの皆さんも、ぜひ、僕ら精神障害者の想いや考えを聞きにきてください。そして共に議論し、医師―患者の平等なコミュニケーションに基づく精神医療を探しましょう。
主催:権利主張センター中野(代表:関口明彦@病地学会精神医療と法委員会)
入場費500円(すみませんが会場費がかかっているのでご協力を)
場所:岡山国際交流センター(以下地図)   連絡先09056957063(犬伏正好)

 

 

9月18日〜20日 第44回日本臨床心理学会大会


日時:2008年9月18日(木)〜20日(土)
場所:徳島大学(徳島県徳島市南常三島町2丁目1番地
   徳島大学工学部キャンパス内 新・共通講義棟5階)


【学習会】 医療観察法の現状と問題
 19日 1:30〜4:30
 
【地域貢献特別公開シンポジウム】
 日本臨床心理学会 文科省科研「特別支援教育のビデオエスノグラフィー」合同開催

【大会参加費】 会員:3500円  非会員:4000円  学生・ユーザー:2000円
 地域貢献特別公開シンポジウムのみ参加の非会員:500円(資料代)
 
【問い合わせ先】日本臨床心理学会
 住  所:〒110-0003 東京都台東区根岸1-1-24 鶯谷日伸ハイツ201
 Tel&Fax:03-3847-9164(電話は月曜日のみ)
 学会HP:http://www.geocities.jp/nichirinshin/  e-mail:nichirinshin@yahoo.co.jp
 
【宿泊・フライト予約について】
 徳島市内では本大会と同じ会期で、他の学会の開催が予定されています。そのため大会間近での宿泊や交通機関等の混雑が予想されます。本大会に参加予定の方は、早めの宿泊予約・フライト予約をお勧めします。宿泊先は同封の「徳島コンベンションビューロー」(Tel:088-652-8814)の宿泊案内などをご利用下さい。会場付近の宿泊施設は、プラザイン徳島、徳島グリーンホテルなどです。なお、学会事務局での宿泊先斡旋はしておりませんのでご了承下さい。

 

7月27日 保安処分法施行3年! 心神喪失者等医療観察法の廃止を求めて


■日時  7月27日(日)13時~17時
■場所  南部労政会館第6会議室
■交通  JR山手線大崎駅徒歩3分
■会場費 500円
■集会概要
○シンポジウム「破綻する医療観察法廃止の展望」
・池原毅和さん(弁護士)
・岡田靖雄さん(精神科医)
・菊地香さん(「閉じ込めないで、もうこれ以上」毎日新聞意見広告担当者)
・龍眼さん(当事者、心神喪失者等医療観察法に反対するネットワーク)

  心神喪失者等医療観察法の2010年「見直し」を2年後に控えた今年、既に様々な動きが顕著になっています。
2005年7月法施行時までの入院施設建設・病床設置が国の思惑通りにいかず、3ヶ月後には早くも病床基準30床を15床に削減、新築義務付けを撤回して既存病棟改築を容認、病床単位1床でも認可する「異例の方針転換」をはかりました。法の建前であった「高度で専門的な治療体制」の破綻です。それでも今なお、都道府県で病床設置を決めたのは岡山・大阪・長崎・東京・茨城だけで、「目標720床」の半分にも満ちません。この現状を打開せんと国は、今年3月、都道府県に対し既存病棟による14床以下の病室の整備を緊急措置として促す「緊急整備の依頼」を出しました。「法を存続させる最低限の根拠すら失われている」現状が進行しています。一方で同法の推進者たちは、「人格障害者」等、適用者の更なる拡大を画策しています。
 昨年、医療観察法の対象にされた仲間が肥前病院で自殺に追い込まれました。この事実ひとつとっても、国が強弁する「医療法」などではなく、裁判所・保護観察所などの司法が主導する保安処分法以外の何ものでもないことは明らかです。「精神障害者」の予防拘禁に巨額の金を投入しても、命・生活を保障する医療・福祉には金をかけない切り捨て政策、そして刑法と医療観察法で長期監禁される「精神障害者」たち。もはや「社会復帰」など建前でしかありません。差別を更に助長し、精神医療・福祉の破壊に繋がる保安処分法は廃止しかありません。
  本集会を医療観察法廃止!本格的保安処分導入阻止!の闘いの新たな出発点にしたいと思います。ご参加を!


共催
心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
FAX03-3961-0212
国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会
TEL.090-8432-1091
TEL.FAX042-348-1127

 

6月7日 国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会
連続学習会 第5回

「施設から地域へ!精神障害者の自立を考える」
 〜心神喪失者等医療観察法による収容政策は見直しを!〜

○いつ :6月7日(土)午後1時半〜
○どこで:国分寺本多公民館 和室
 (国分寺駅北口徒歩5分、042-321-0085)
 地図は以下 http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/sisetu/images/kouminkan/honda.htm
○お話し:中島直さん (精神科医 多摩あおば病院)
▼ 資料代  500円

 小平市の国立精神・神経センター武蔵病院の敷地内に、2005年7月に施行された心神喪失者等医療観察法(医療観察法)による強制・隔離入院施設があります。私たちはこのような施設に反対してきました。
 この法律は「再犯のおそれ」だけで精神障害者に無期限の予防拘束や強制医療等の人権剥奪を課することを可能にするものだからです。精神障害者の犯罪が増加し再犯率が高いという事実はありません。「再犯予測」など誰にもできません。にもかかわらず、人権剥奪を可能にするこの法は、精神障害者差別を更に助長し、精神医療・福祉の破壊にも繋がります。
 施行からまもなく3年。施行後の法の運用実態はどうなっているのか。私たちの危惧や心配は杞憂だったのか。
 厚生労働省はこの3月に武蔵病院敷地内にもう一つの同様の施設を建設する計画を明らかにしました。
 この度、多摩あおば病院の精神科医で、武蔵病院の倫理会議委員をしている中島直さんにお話しして頂きます。

[主催]
  国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会
  (連絡先)小平市学園西町1-22-15 1F
  市民自治こだいら内 精神障害者の自立を考える会
  TEL・FAX 042-348-1127

 

5月16日・17日 第4回日本司法精神医学会大会


日時  2008年5月16日(金)・17日(土)
会場  九州大学医学部 百年講堂
福岡市東区馬出3丁目1番1号
地下鉄「馬出九大病院前」駅下車して徒歩8分
特別講演  Community care for mentally disordered offenders:
      challenges and opportunities.“
      Alec Buchanan(Yale大学司法精神医学准教授)
特別講演  医療観察法施行後の実態と展望”
      五十嵐 禎人(千葉大学社会精神保健教育研究センター)
シンポジウム1:「医療観察法の見直しに向けて」
シンポジウム2:「裁判員制度導入をめぐる諸問題」

学会員8,000 円 非学会員10,000 円 学生4,000 円(懇親会 会費4000 円)

第4回日本司法精神医学会大会の詳細は、国立病院機構 肥前精神医療センターのサイトへ

3月16日 「障害を楽しく生きよう・Talk & Live」


2006年12月国連で「私たちのことを私たち抜きに勝手に決めないで!」という障害を持つ人の立場から作られた「障害を持つ人の権利条約」が採択され、昨年、日本も署名しました。この条約が、精神に障害を持つ人の生きづらさを変革していく導きの星となるよう、大いなる期待を寄せています。

そして、日本が条約への署名だけに終わらず、条約の理念が障害を持ちながら生きる人たちの生活に活かされるよう国内法が整備されることを希望しています。

今回、ユーザーを中心とした発起人で、精神に障害を持つ人が受け続けた「人生被害」を訴えておられる八尋弁護士のお話と、美しい歌とエネルギッシュな音楽でつづる「障害を楽しく生きよう・トーク&ライブ」を企画しました。

多くのユーザーの方々お誘い合わせの上ふるってご参加ください。

なお、賛同人、寄付も募っておりますのでよろしくお願いいたします。

開催日時  08年3月16日 13:30〜16:00
開催場所  ウイングス京都イベントホール
(京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262)
地図は以下    http://wings-kyoto.jp/01wings/03access.html
集会内容
     1 トーク 八尋光秀弁護士 障害者人権条約と当事者の「人生被害」
     (ハンセン氏病国家賠償西日本弁護団代表)
     2 ライブ 早坂紗知・MINGAと おおたか静流
入場料  1000円(ユーザー割引はありません。)
主 催 「障害を楽しく生きよう・トーク&ライブ」実行委員会
発起人 坂根輝吉 斉藤俊明 野本千春 松井秀彦 石川三絵 小嶋佳余 月川奈々 西村睦美 保田美幸
連絡先 080-3604-5118(月から金15時から18時)
後 援 日本障害フォーラム、京都福祉新聞、京都新聞社(予定)

 

3月7日 「法制審答申阻止! 医療観察法廃止へ!共謀罪を廃案へ! 一切の弾圧を許すな! 保安処分の本格化に抗して」


 医療観察法が施行されて早2年が経過した。同法の対象にされると、特別な施設に拘禁されるか、地域で強制的に通院さぜられ監視の下に置かれることになるが、07年7月末時点で延べ381名が拘禁され、そのほかに145名が強制通院と監視下にある。また国立武蔵病院を皮切りに始まった特別拘禁施設建設も、反対の声に押されながらも、設置基準等を緩和して今や都立松沢病院など都道府県立にまで波及しようとしている。強制通院問題もこれから浮上すること必至である。

 私たちは予防拘禁法反対ネットワークに結集して、差別と予防拘禁の医療観察法の廃止へ、この2年間闘いつづけてきた。当事者たちは自立支援法や退院中間施設策動に反撃しながら障害者権利条約を勝ち取り、私たち全都労働者案行委員会は薬物依存者・人格障害者などへの本格的保安処分導入に反対して法制審闘争を重ねるなど、1歩1歩前進してきた。既に、2010年の医療観察法見直しをめぐって闘いが始まっている。法制審の本格的保安処分導入に向けた動きもそうだが、推進派は医療観察法の改悪をも画策している。

 何としても保安処分の本格化の動きを止めなければならない。集会にご参加を。

■日時3月7日(金)18時30分〜21時
■場所文京区民センター一3C会議室
■交通都営地下鉄三田線・
大江戸線春日駅徒歩1分営団地下鉄丸の内線後楽園駅徒歩3分
■集会内容
  ・基調報告
講演「医療観察法と更生保護法の行方」山下幸夫さん(弁護士)
  ・連帯挨拶
   心神喪失者等医療観察法を許すな!ネットワーク
   組対法・破防法に反対する共同行動争議団連絡会議など
主催:刑法改悪阻止!保安処分粉砕!全都労働者実行委員会
   東京都板橋区2-44-10オフィス桑TEL/FAXO3-3961-0212

3月1日、2日 第3回日本地域司法精神保健福祉研究大会


■プレ企画プログラム:3月1日(土)14:30
   ※ プレ企画への参加は、原則として専門職種等のみ
 事例研究・活動報告
 テーマ「入院から通院への円滑な移行とより良い地域生活を求めて」
  (コメンテーター)
     伊勢田堯氏(東京都立多摩総合精神保健福祉センター所長)
    松原三郎氏(医療法人財団松原愛育会松原病院理事長)
  (報告者)
    保護観察所社会復帰調整官・指定通院医療機関医師等(予定)
■日時 2008年3月2日(日)10:30
■会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
      〒102-0073 東京都千代田区九段北4-2-25 TEL 03-3261-9921
      ※地下鉄.JR市ヶ谷駅徒歩2分
■研究大会プログラム:3月2日(日)
 講演「社会復帰を支える司法精神医学の可能性と課題」
   吉川 和男氏(国立精神・神経センター精神保健研究所 司法精神医学研究部長)
 実務紹介「審判における精神保健参与員の役割等について」
   三澤 孝夫氏(国立精神・神経センター武蔵病院 精神保健福祉士)
 パネルディスカッション
 テーマ「他害行為をした精神障害者の地域における自立支援を考える」
  (コーディネーター)
     荒田 寛氏(龍谷大学教授)
  (コメンテーター)
     上野容子氏(東京家政大学教授)
     大塚淳子氏(社団法人日本精神保健福祉士協会常務理事)
  (パネリスト)
      地域支援モデル活動地区研究会メンバー(選定中)
■参加申込み方法
 参加申込書(PDF/248KB)を大会事務局までFAXにて。定員(300人)
■主催
 更生保護法人日本更生保護協会
■協力
 社団法人日本精神保健福祉士協会
■後援(申請中)
 法務省 厚生労働省 東京都 社会福祉法人全国社会福祉協議会 社団法人日本精神科病院協会 社団法人日本作業療法士協会 ほか
■問い合わせ  大会事務局・日本更生保護協会 (TEL)03-3356-5721 (FAX)03-3356-7610

2月23日 講演「今、累犯障害者を考える」 〜もうひとつの日本、塀の中と塀の外〜


日 時:2008年2月23日 午後2時〜5時45分(開場 午後1時30分)
場 所:エル・おおさか【エル・シアター】
   (大阪府立労働センター)
大阪市中央区北浜東3-14
地下鉄谷町線 京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m
第一部講演 山本譲司氏 1962 年 北海道生まれ
早稲田大学教育学部卒、元衆議院議員
第3回「新潮ドキュメント賞」を受賞 主な著書に『獄窓記』(ポプラ社) 
『塀の中から見
た人生』(安部譲二氏との対談 カナリア書房)
『累犯障害者 獄の中の不条理』(新潮社)がある
第二部シンポジウム
・辻川圭乃氏(弁護士)
・中島 直氏(精神科医)
・山本譲司氏(講演者)
・塚本正治氏(NPO HIT 職員)
定 員800名 入場料1000円(障害者・学生 500円)
車椅子用席もあります。別途お問い合わせください。
また駐車場はございませんので車でのご来場はお断りします。
主 催 NPO 法人 精神障害者支援の会 ヒット
    NPO 法人 出発(たびだち)のなかまの会
後 援 大阪府・大阪市
   (社)大阪精神科診療所協会
【チケット取り扱い/お問い合わせ先】
・ヒット( ゆめくらぶ)
 TEL/FAX (06)6773-8084
 info@yume-club.jp
・出発(たびだち)のなかまの会
 TEL (06)6758-6641
 FAX (06)6758-6749
 tabidati@oct.zaq.ne.jp

2月3日 連続学習・討論会 第17回 法制審議会 
「刑務所被収容人員適正化方策に関する部会」
論議の現段階と今後の行方


●提起 神 洋明さん
(法制審議会「刑務所被収容人員適正化方策に関する部会」日弁連委員)
●日時 08年2月3日(日)13:00〜16:00
●場所 スマイルなかの 3F 会議室C
(権利主張センター中野名で借用)
(中野区中野5−68−7TEL03-5380-0751)
     地図は以下
      http://nakanoshakyo.com/access_map/index.html
●資料代 500円
●主催 「心神喪失者医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク」 連絡先
      板橋区板橋2-44-10-203ヴァンクール板橋北部労法センター気付
http://nagano.dee.cc/networknews.htm
e-mail kyodou-owner@egroups.co.jp

11月18日 差別と拘禁の医療観察法の廃止を!

医療観察法の05年7月15日施行から2年有余、微罪での適用、遠方施設への入院等が行われ、保安処分施設の医者は「4人に1人は入院不相当」と指摘しています。決定も、東京など東では入院、大阪など西では通院の比率が多いなど判断基準は曖昧なままです。退院請求に対する「不許可決定」も幾つか出され、
 期限無き拘禁が現実化しています。国が医療観察法と「車の両輪」として充実させると言っていた精神科医療全般は、相変わらず貧困のままです。入院医療費は、一般の精神科病院の年365万円に対し医療観察法では年2200万円。この法の施設が人格障害者用特別病棟化する危険性も指摘されています。明らかに不利益処分である、この法は、憲法39条に定める、2重処罰の禁止、に反しています。国がいかにこの法を「医療法」と言いくるめようとも、2年間の適用・運用実態は、裁判所主導で進められ、医療が保安処分体制の従属物になっていることを示しています。
 昨年から法制審議会「刑務所被収容人員適性化方策に関する部会」で、新たな「保安処分を創る」(杉浦元法相)ための審議が9回行われました。今年6月「再犯防止」を強く打ち出した「更正保護法」が成立しました。医療観察法で保安処分の突破口を切り開いたこの国は「再犯防止」を錦の御旗に更に保安処分体制の強化を図っているのです。
 この法の見直しは2010年。保安処分施設建設は反対運動のなかで国が想定したようには進んでいません。障害者権利条約に政府も署名しました。新たな情勢の中で、法の「見直し」作業が開始・促進されていくだろう来年、廃止にむけて私たちはどのような運動を展開していくのか。その論議の場にしていきたいと思います。多くの皆さんの結集を訴えます。
 ■日時    2007年11月18日(日)13時〜16時30分
 ■場所    大崎第一地域センター・区民集会所 第一集会室
 ■交通    JR山手線 五反田駅下車 徒歩7分(裏面 地図)
 ■資料代   300円
 ■集会内容
  問題提起  ・龍眼さん(ネットワーク)
        ・池原 毅和さん(弁護士)   
        ・富田 三樹生さん(精神科医)   
        ・朝日 俊弘さん(民主党元参議院議員)   
        ・全国各地の仲間からの発言    
        ・討論 など
◇全国交流会 11月17日(土) 18時〜21時 中野商工会館
◇心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク第4回総会
       11月18日(日) 10時〜12時 大崎第一区民集会所
*全国から参加される当事者の仲間の交通費は、ネットワークで最低5000円を負担します。
心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
東京都板橋区板橋2−44−10−203 北部労働者法律センター気付

 

10月27日 心神喪失者等医療観察法を考える
第4回 司法から見た医療観察法


最近いろいろな人たちの努力によって、精神障害のことが少しずつ社会の中で理
解され始めてきました。
 しかし、2年前に施行された「心神喪失者等医療観察法」、事件を起こした精神
障害者を対象としたこの法律は隔離と強制による支援をうたっています。「何を
するか分からない人」という誤った考え方を医療観察法が逆に広げてしまうので
はないか?
 今回はハンセン病問題に取り組んでおられる内田博文先生と、医療観察法を問う
活動を続けてこられた山本真理さんと一緒に考えていきます。福祉や障害に関心
のある方、一般の方もぜひご参加ください。

■ 日時   10月27日(土)
        午後2:00〜4:30

■ 講師  内田 博文氏(九州大学教授 刑法専攻)
       山本 真理氏(全国「精神病」者集団 窓<口係)

■ 場所  心の春 希望(地域活動支援センター)
       2階ギャラリー 
       福岡市南区大楠1−35−17
       日赤病院斜め向かい(マクドナルド向かい)
       酒屋さんグラッチェ隣
       1階は喫茶みらい
       TEL 092−524−4153

■ 参加費  無料  どなたでも参加できます

 ■ お問合せTEL 090−8763−0690(和田)

■ 主催  精神保健福祉ウォッチング
       うさぎの会(こころの病の患者会)

 

9月29日 学習会 新たな保安処分に反対しよう
性犯罪に関する予測と防止をめぐる、司法と精神医療の関係の問題点

昨年7月26日、杉浦法務大臣(当時)は法制審議会に対して「被収容人員の適正化を図るとともに、犯罪者の再犯防止・社会復帰を促進するという観点から、刑事施設に収容しないで行う処遇等の在り方等について」諮問しました。これは諮問77号と呼ばれ、刑法に保安処分を導入しようというものです。この諮問を受けて、すでに8回の法制審議会、被収容人員適正化方策に関する部会が開かれています。
 保安処分とは「将来再び同様の問題行動を起こすおそれがある者を、施設に隔離・収容し、危険性がなくなるまで拘禁し、処遇(治療)を強制する」というものです。
 私たちは、精神病者への保安処分に反対するという立場から、「処遇困難者専門病棟」に反対して、これを阻止しました。その後心神喪失等医療観察法には国会上程から一貫して反対し、05年の法施行後も保安施設解体にむけて活動を続けています。
 今、審議されている新たな保安処分とは、「性犯罪・薬物依存」などを対象に再犯防止目的で、司法の判断で刑罰と保安処分の二重罰を科そうというものです。
 私たちは新たな保安処分が刑法に盛り込まれようとしていることに対して、これを阻止するために、どのような問題があり、どのような攻撃なのかを学習を深め、反対運動の力としたいと思います。

今回は京都大学病院助手の吉岡隆一さんを迎えて、性犯罪に関する予測と防止をめぐる、司法と精神医療の関係の問題点について、検討・討論をしてみたいと思います。
 ぜひ皆さんが参加されることを呼びかけます。


■ 学習会 「新たな保安処分に反対しよう」
      性犯罪に関する予測と防止をめぐる、司法と精神医療の関係の問題点
■ 講 師 吉岡隆一(京都大学病院助手)
■ 日 時 9月29日(土)午後1時開場 1時半開会
■ 場 所 初台区民会館(京王新線「初台」下車5分)
      京王本線と京王新線とは違います。新宿駅から京王新線で1つ目 
■ 参加費 300円
■ 主 催 「処遇困難者専門病棟」新設阻止共闘会議
■ 連絡先 救援連絡センター 東京都港区新橋2−8−16 石田ビル 救援連絡センター気付
      (03)3591−1301 FAX、(03)3591−3583
      http://kyuen.ld.infoseek.co.jp

9月27日・28日 日本病院・地域精神医学会 総会


ミニシンポジウム 理事会企画  「障害者の権利から見た医療観察法」
28日 (9:40-12:00) 京都国際会議場 Room B-1

本学会は医療観察法に対し、法の新設、施行に反対の意見を表明し,てきた。しかし、本学会をはじめ、多くの関係団体が反対してきたにもかかわらず、法は成立し、施行され、既に2年が経過しようとしている。法施行以降、種々の問題が指摘されており、本学会は法の運用実態に関する検証作業が欠かせないとの観点から、理事会企画の分科会(48回総会)やシンポジウム(49回総会)を開催し、法の持つ問題点について論議してきた。
 奇しくも昨年、国連において障害者権利条約が採択されたが、このたびの京都総会においては、障害者の権利に焦点を当てて問題点を割出したい。この条約を参照枠として、法の持つ問題点の議論を深化できればと考える。

■ 司会     中川 実 (愛知 名古屋家庭裁判所・学会理事 医師)
          斉藤 雅 (福岡 八幡厚生病院・学会理事 医師)

■ シンポジスト 里見 和夫 (大阪 NPO大阪精神医療人権センター代表理事 弁護±)
          李 マリ子 (大阪 光愛病院 PSW)
          関口 明彦 (東京 学会理事 当事者)

■ 主催:日本病院・地域精神医学会
    第50回日本病院・地域精神医学会総会運営委員会
       総会長 崔 秀賢 (岩倉病院) 副会長 清水達夫 (川越病院) 上野光歩 (ウエノ診療所)

 ■ 事務局: 〒606-0017 京都市左京区岩倉上蔵町101 岩倉病院
    第50回 日本病院・地域精神医学会総会事務局  FAX 075-722-7898 
    E-mailto:byochi50@y4.dion.ne.jp  URL:http://www.byochi.org/

■ プログラム・ダウンロード  0709byuoti_program.pdf(5.3MB)

 

9月8日 シンポジウム
「刑事施設被収容者の人権〜医療に関する権利を中心に〜」

皆様方もご存知のとおり、現在、刑事施設はいずれにおいても過剰収容の状態であり、被収容者の生活環境は決して良好なものではありません。また、これらの施設に常駐する医師を確保することが極めて困難な状況にあり、過剰収容と相まって、被収容者の医療を受ける権利が充分には確保されていないと推察される状況です。更に、各弁護士会に対して申し立てられる人権救済が近時激増しており、その都度調査委員は被収容者と面談しておりますが、覚せい剤事犯による受刑者が多く、薬物による中毒症状や精神症状の存するケースが頻繁に見受けられ、中には適切な治療がなされず漫然と保護室収容が継続されている案件も見受けられるところです。
 それゆえ、近畿弁護士会連合会は、本年の夏期研修会において「刑事施設被収容者の人権〜医療に関する権利を中心に〜」とのテーマでシンポジウムを開催することに致しました。同シンポジウムでは、実行委員会委員の調査結果や問題提起を報告したうえ、本問題について造詣が深い下記の3氏をお招きしてパネルディスカッションを行なう予定であります。
 多くの皆様にご参加いただければと思います。

■ パネリスト
    赤池一将 氏(龍谷大学法学部教授)
    中島 直 氏(多摩あおば病院精神科医)
    前野育三 氏(神戸拘置所視察委員・関西学院大学名誉教授・大阪経済法科大学法学部特任教授)

■ 日時 2007年(平成19年)9月8日(土)
    午後1時〜午後5時

■ 場所 兵庫県弁護士会館
   (神戸市中央区橘通1-4-3 TEL:078-341-7061)
    http://www.hyogoben.or.jp/access/index.html

■ 参加費:一般参加者は無料

■ 主催:近畿弁護士会連合会担当事務局:近弁連人権擁護委員会
      (大阪弁護士会 委員会担当室 村松) TEL:06-6364-1227  FAX:06-6364-7477

 

7月29日 施行2年の今、医療観察法の廃止に向けて7/29集会


●日時   7月29日(日)13時〜17時
●場所   南部労政会館
●交通   JR山手線 大崎駅 下車3分
      ※連絡デッキを進み、専用エレベーターで1Fへ降りる。地図はこちら
●会場費  500円
 医療観察法が施行されてはや2年。予防拘禁施設建設は厚生労働省の目論見どおりには進まず、「法を存続させる最低限の根拠すら失われている」現状にあります。微罪での適用、遠方施設への入院、通院処分を取り消し再入院処分、精神科医が退院を認めているのに裁判所が認めない、など精神障害者の人権侵害がまかり通っています。更に昨年9月以降、法制審議会は薬物依存者などに新たな保安処分を導入する検討を続けています。政府の狙いが、「社会復帰」にではなく、「再犯防止」「危険と見なすものの長期閉じ込め」に据えられていることは明らかです。精神障害者差別と予防拘禁の医療観察法廃止を求めてきた私たちの闘いは何をめざすか、何ができるか、あらためて討論します。ご参加を。
■シンポジウム  見えてきた法の実態と問題点
  富田三樹生さん(精神科医)  池原 毅和さん(弁護士)  大塚 淳子さん(精神保健福祉士)
■発言
  朝日 俊弘さん(民主党参議院議員)  当事者・医療従事者・各運動体など
■主催 
  ●心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
      東京都板橋区板橋2−44−10−203 北部労働者法律センター気付
      TEL/FAX 03-3961-0212 e-mail:kyodo-owner@egroups.co.jp
  ●国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会   
      東京都小平市学園西町1−26−43 市民自治小平内
      精神障害者の自立を考える会TEL/FAX 042-348-1127

 

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